自然に還る、よみがえる、自分を変える、未来を変える・・・
パルシステム静岡 機関紙
<No.8 2010年冬号>

合言葉は「右手にスコップ、左手に缶ビール!」
NPO法人 グラウンドワーク三島(三島市)

■清流の街がよみがえった
富士山の湧水が豊富で、昔から「水の都」と呼ばれた三島市。源兵衛川、宮さんの川、桜川、御殿川、四の宮川、境川・・・。まさに、街中がせせらぎで、澄んだ水の流れる川には、子どもの遊ぶ姿や散策を楽しむ人の姿が絶えることがなく、初夏にはホタルが舞います。しかし、この美しいせせらぎも、ずっと当たり前にここにあったのではありません。1960年代、産業活動の活発化による上流地域での地下水の汲み上げ、放置森林の拡大、水田の減少などによって湧水が減少し、更に家庭排水のたれ流しやゴミの投棄によって、20年もの間、ドブ川の状態に陥っていたものを、1990年代に入り、「このままではいけない!」と住民が立ち上がり、よみがえらせたのです。地域力を結集して環境再生に取り組んできたグラウンドワーク三島の事務局長、渡辺豊博さんにお話を伺いました。


■地域住民・行政・企業が「水」という課題で結束
当時、静岡県の職員だった渡辺さんは、地域力・市民力を結集させるため、英国生まれの「グラウンドワーク」という手法を日本で初めて取り入れ、市民・NPO・行政・企業がパートナーシップを組むための仲介的市民団体、グラウンドワーク三島を立ち上げ、「水辺自然環境の再生」を共通課題にした取り組みを開始しました。国・県・市あわせて約14億円となる源兵衛川の整備事業を事業化するとともに、市民ボランティアによる月2回のゴミ拾い等を行いました。源兵衛川からゴミがなくなるまで3年かかりました。このゴミ拾い活動が評価され、上流域の企業から源兵衛川への工場冷却水の供給が実現し川の水量が回復、生態系の維持が可能となりました。「右手にスコップ、左手に缶ビール」の楽しくて肩肘張らない草の根の市民活動が、少しずつ周りに影響を及ぼし、十年かけて見事な成果をもたらしました。この源兵衛川再生事例を皮切りに、清流のシンボル水中花「三島梅花藻(みしまばいかも)」の復元、ほたるの里づくり、小学校でのビオトープ作り、また、水源地である富士山の環境保全活動など、幅広い活動を展開しています。昨年11月には白滝公園前に街中カフェをオープンし、コミュニティの場作りとともに、地場野菜の販売なども行っています。


■原動力は、夢にまで出てくる原風景
これだけ多様な関係者を巻き込みプラスの力を引き出すためには、数年にわたる何十回もの忍耐強い話し合いが、並行していくつも必要でした。そこまでする渡辺さんの原動力は、子どもの頃の原風景。遊び場は、いつも川。水温15度の湧水の、どこまでも透明な川に潜ると、水中には一面の三島梅花藻。今でも夢にまで出てくるあの素晴らしい風景を、次の世代に残したい。子どもには、大人が捨てたごみを拾わせるのではなく、ごみを拾っている大人の汗まみれの背中と、限りなく美しい景色を見せたい。そして、自然と楽しくふれあう原体験を積み重ねて欲しい。だから、さまざまな活動には必ず子ども達も参加させます。三島っ子の心の宝物を継承するためにも・・・。



<お問い合わせ先>

NPO法人 グラウンドワーク三島

〒411-0855 静岡県三島市本町7-30
TEL&FAX:055-983-0136
ホームページ http://www.gwmishima.jp/

清流の水中花、三島梅花藻

源兵衛川の終点、中郷温水池の逆さ富士

よみがえった源兵衛川

子ども向けの自然観察会



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第1回商品展示会を開催しました!!
2009年11月29日キラメッセ沼津にて、パルシステム静岡にとって初めての商品展示会が行われました。

商品展示会とは、カタログに載っている加工品のメーカーさんが全国から集まってくださり、直接お話を聞きながら試食が出来る、「本当に顔の見える関係」を大切にするパルシステムグループならではのイベントです。

出展してくださった24社のメーカーさんの中から今回4社ご紹介させて頂きます。


株式会社パルミート
「お母さん、明日のお弁当にもパルのウインナー入れてね。」…高校生の娘が大好きなもの。ポークウインナーが組合員からの声で作り出されたのをご存知ですか?

今から20年前の「子どもにおいしくて安全なものを食べさせたい」という親の思い。市販のものは発色剤、着色料、化学調味料の使用があたりまえで、何の肉が使われているのかとても不安に思われたに違いありません。

そんな組合員の声にこたえて、それならいっそ自分たちで作ろうと山形に生協直営の加工工場を作り、開発に取り組みました。初の商品は、ポソポソで食感が悪く、色もおいしそうではないと大クレームだった様です。

しかし、そう言いながらも組合員は、安全、おいしくの思いが叶う事を信じて購入し、支え続け、作り手も製造技術や設備の努力を重ね続けてきました。今では、国産の産直肉85%(山形コープ豚他11産地)国産の冷凍肉を混ぜて作っています。受注による生産の為、部位バランスを取るのが難しく100%産直肉の使用は難しいそうです。そして、ウインナーとしてのフレッシュさ、保水性が高く、結着力も強く、おいしいので絶大な人気になりました。

ポークウインナー


この様に組合員の声で作られた商品なんて、素晴らしいと思います。

ぜひ、多くの組合員に知っていただきたいです。




株式会社カジノヤ 
「せいきょうの納豆」「小粒納豆」でおなじみの、納豆屋さんです。会社の歴史は古くは昭和21年創業で、パルシステム加盟生協との取引が始まったのは昭和58年からと永いお付き合いです。

原料となる大豆は国産にこだわっていますが、取引開始当初は国産大豆の入手に大変ご苦労されたそうです。

現在、原料となる大豆は契約栽培農家にお願いしていて、おもに北海道の道東(士別、佐呂間、網走)と札幌の大豆を使って製造しています。じっくり時間をかけて醗酵させているので、大豆がふっくら柔らかく、大豆のうまみが感じられ、まろやかな美味しい納豆になります。

せいきょうの納豆・小粒納豆



製造には手を抜かないことが、美味しい納豆を作る基本をモットーにしています。

また、容器にもこだわり、焼却時にダイオキシンを発生する塩素系プラスチックは使用しておらず、環境にも気配りされています。


ホクレン農業協同組合連合会 
こんせん72牛乳は、「子ども達に本物の牛乳を飲ませたい!」という組合員の熱い声から生まれた、20年以上の歴史があるオリジナルの牛乳です。

1981年、涼しくて害虫などが少なく、農薬をあまり使わない良質な牧草に恵まれた北海道根釧地区の産地から、パルシステム初のPB商品「こんせん牛乳」としてデビュー。

その後、生産者の努力で徐々に殺菌温度を下げていきました。低温で殺菌された牛乳は、牛乳そのもののおいしさが残るのですが、細菌の数の少ない良質な生乳がなければ製品化できません。(現在、市販の牛乳の95%が、大量生産に向く超高温殺菌牛乳(UHT牛乳)です。)

クリーンな生乳を常に生産し続けるには、毎日大変な労力が必要です。殺菌温度を下げるために少しでも生産者の役に立てればと、「良質の乳をとるには、牛の乳房を拭く清潔なタオルが大量に必要」との生産者の声に応えて生まれたのが、今も続い

こんせん72牛乳

ている「タオルを贈る運動」です。そのような生産者と組合員の「顔の見える関係」の力で、ついに1987年、念願の72℃15秒殺菌(HTST殺菌)が実現しました。

こんせん72牛乳のおいしさの秘密がもうひとつ。搾りたての生乳を新鮮なうちに根釧地区の工場で殺菌・パックしているから。(市販の牛乳の多くは、搾った生乳を消費地まで輸送し、そこで殺菌・パックしています。)

こんせんくんは、根釧生まれの子牛です。こんせんくんのお母さんからのプレゼント、感謝の気持ちでありがたくいただきましょう!



パルシステム生活協同組合連合会

キャロっとさん

昨年の7月2回より、「MIXキャロット」のリニューアルとしてデビューした、『キャロっとさん』は、ヤムヤムやマイキッチンで大人気のヒット商品。生みの親であるパルシステム連合会≠ノお話をうかがいました。

お子様向けに、人参をさらに飲みやすく、パッケージもよりかわいらしく企画され、原材料のシンプルさにもこだわったそうです。

人参とフルーツのバランス配分が一番難しかったそうで、何度も繰り返し試作し、およそ2000人のオンラインモニターさんによるフィードバックを得て、ようやく完成したとの事。

作り手の情熱が、おいしい『キャロっとさん』を生み出したのですね。

最近は、キナリの組合員が、お孫さんの為に購入される事も増えてきたようです。




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【おすすめレシピ】 さんまのムニエル・ジェノベーゼソース風
<材料>(2人分)
生からつくったさんま三枚おろし 4枚 / ジェノベーゼソース 1袋 /ニンニク 1片 / オリーブオイル 大さじ2杯 / 塩 / こしょう / 小麦粉

<作り方>
(1)さんまを解凍する(皮はとらない)
(2)解凍したさんまに、塩・こしょうをふり、小麦粉をまぶす
(3)ジェノベーゼソースを湯煎で解凍する
(4)ニンニク1片をつぶす
(5)フライパンにオリーブオイル大さじ2杯くらいを入れて、つぶしたニンニクを入れる
(6)ニンニクの香りがしてきたら取り出して、小麦粉をまぶしたさんまを両面こんがりと蒸し焼きにする
(7)こんがりと焼けたら解凍したジェノベーゼソースをフライパンに入れてさんまとからませて完成

ごはんのおかずにも、お酒のおつまみにも最高です。

バジルソースが苦手な方は、トマトソースでもOKです。



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アンチエイジング 酵素編(4)
酵素とは大きくわけて3つあります。消化酵素、代謝酵素、食物酵素です。
唯一体外にあって外から体内に摂りいれることができるのが食物酵素です。
これは生の食品は体を冷やしてしまうので必ずしもダイエットには向きません。
そこで、何で食べたらよいかと言うとお漬物や納豆、味噌や醤油・酢といった発酵食品を食べることです。
発酵食品は大腸の中の善玉菌のエサになるのです。発酵食品を食べて酵素を生み出します。
酒は百薬の長・酢は万薬の長という言葉があります。
酵素が少なくなることがすなわち”老化”なのです。
老化を少しでも遅らせ、病気もしないで若々しく長生きするために、
大事な酵素を出来るだけ減らさないようにするためには毎日の食事に気をつける・・・・ これしかありません。
人の身体は一日で作られているのではございません、日々の食事の積み重ねが大切なのです。
少しずつはじめていきませんか?

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◆◇◆編集後記◆◇◆

記念すべき初の商品展示会では、1500人という予想以上の来場者にとても喜んでいます。その中での商品の一部を紹介させて頂きました。まだまだお伝えしたい事は沢山ありますが、今後も産地交流や試食会などを通じて美味しいパルシステムを組合員さんと一緒に築けていけたらとても嬉しく思います。


*ご意見ご感想は、お手紙やメッセージを配送スタッフにお預けいただくか、こちらまでお願いします。
パルシステム静岡  富士センター
TEL : 0120-581-227/メールアドレス : pal-shizuoka@pal.or.jp