自然に還る、よみがえる、自分を変える、未来を変える・・・
パルシステム静岡 機関紙
<No.10 2010年夏号>

天皇への献上品だった戸田の塩。よみがえらせて、村を元気に!!
NPO 戸田塩の会(沼津市)

戸田を愛する女性たちが、あるもの探しでたどりついた、塩。

三方を険しい山に囲まれ、宝の海・駿河湾に面し、自然の堤防・御浜岬に守られた戸田港。駿河湾の向こうには雄大な富士山が見えます。

漁港として栄えましたが、200海里問題を境に漁業高が減少し、かつての賑わいを見せなくなりました。

そこで主婦たちを中心に「村おこしをしなければ」、という気運が高まりました。そんな時、目に留まったのが、戸田塩について木簡に書かれた古文書。戸田では古くから塩が作られていたそうで、1500年前、安康天皇に献上されたといわれています。

この戸田塩を、製法もわからないところから試行錯誤の末、見事に復活させ村おこしをしている、NPO戸田塩の会の会長、菰田智恵さんにお話をうかがいました。


海の恵み、山の恵み、そして、人の恵み・・・農林水産大臣賞、受賞。

原料は、美しい富士山を仰ぎ観る駿河湾の、きれいな黒潮のみ。船を出して駿河湾沖1キロの黒潮本流、水深15メートルから海水を汲み上げ、大きな釜で、薪のみで、13時間かけて煮詰め、塩の結晶をすくい取り、1週間熟成させて完成です。

添加物は一切ありません。薪は、1釜あたり軽トラック2台分は燃やします。そのため、近隣の山林や、伊豆の森林ボランティア団体と連絡を取り合い、間伐材などを自分達で取りに行き、調達しています。

人工物は、燃やしません。原料も、燃料も、自然の恵み。最初は女性たちが漁港からバケツで海水を汲んで運ぶところから始まった活動も、やがて周りの共感を得て、今では退職した漁師も参画し、男性会員が船で海水を汲み、間伐材を運び薪にし、活動に弾みがつきました。

また、日本一の塩づくりのためにも、綺麗な海を守ろうと、せっけん作りや山の環境保全も行い、地域の人々とともに海岸清掃にも取り組みます。小中学生の採塩体験学習も受け入れ、行政や村民を巻き込んだ取り組みに発展しました。活動開始から約10年、その取り組みが評価され、戸田塩の会は、平成20年度「豊かなむらづくり」で、農林水産大臣賞を受賞しました。



「世界一の塩」をめざして。

戸田塩の会のみなさんはとても研究熱心で、日本の主な塩の産地はもちろん、フランスのゲランドなど海外にも見学に行っています。全て自費ですから「必ず何か持ち帰る」と毎回、真剣勝負です。補助金には頼らないのがモットーで、いつも自分達でお金も智恵も出しあってきました。農林水産大臣賞授賞式も本来2人のところ、みんなでもらった賞なのだからと大勢で参加しました。経費節減のため、マイクロバスで伊豆から埼玉まで日帰りです。朝4時に出発して帰りは夜中の12時だったそうです。

「日本一の塩」をめざして活動してきた戸田塩の会のみなさんの今の目標は、「世界一の塩」。

平均年齢約65歳、20人の会員のみなさんの挑戦は、これからも続きます。



NPO戸田塩の会  会長 菰田 智恵(こもだ ちえ)
静岡県沼津市戸田3705−4
TEL:0558−94−5138
HP:http://www.npo-hedashio.jp/

天然の港、戸田港

薪のみで海水を煮詰める

農林水産大臣賞 授賞式



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パルシステムの活動報告 お知らせ

「ヤムヤムパーティー」を開催しました!


5月22日(土)天気にも恵まれ、初めての試みである「ヤムヤムパーティー」を三島ゆうゆうホールにて開催しました。

お父様、お母様だけでなく、祖父母の方々がお子様を連れて来場し、試食しながら育児談議に花を咲かせていました。普段、お父様方は育児について話す機会も相手も中々なかったので、『同じくらいのお子様のお父様と情報交換ができてよかった。』『自分が今までしてきた育児はどうかと気になっていたが、話をして安心した。』『よいアイデアを聞き我が家でも取り入れてみようと思った。』などと喜んでいただき、大成功だと感じました。

お子様の「ハイハイレース」では、赤ちゃんの可愛いハイハイからまだハイハイのできない子どもの為にお父さんなどたくさんの方に参加していただきました。「かんばれ!!」の応援する声に張り切る子どもたちや負けて悔しいと泣くお子様もいました。この時間はみんなでとっても盛り上がりました。ゴールで《こんせんくん傘》の参加賞をもらい、子どもたちはニコニコ。一日、楽しい「ヤムヤムパーティー」になりました。

ご参加していただいた方ありがとうございます。今回参加できなかった方はぜひ次回参加して下さいね!(伊)



「産地へ行こう!〜久保田水産〜」を開催しました!

今回は「産地へ行こう!バスツアー」で組合員さんと榛原郡吉田町にある久保田水産さんへ行ってきました。

パルシステムでは「静岡県産 しらす干し」でおなじみです。工場は、吉田港から5分位の所にあります。

100年の歴史をもつ、老舗のしらす干し製造業者さんです。

今回は残念ながら、しらす漁が中止だったので、セリ市場の見学が出来ませんでした。そのため工場も稼働していませんでしたが、製品化までの工程を久保田水産・増田部長さんにていねいに説明していただきました。

とにかく鮮度が命ですから、水揚げされたシラスを素早く工場まで運び、塩水で釜上げ(茹で)します。その際の塩分はコンピューターで調整しています。通常の業者さんは塩分濃度3%ですが、久保田水産さんは2.5%と塩分ひかえめ。その分、日持ちはしませんが、体にはやさしいのです。

釜上げ後、混入物(他の魚、タコの稚魚やタツノオトシゴ)や異物を作業員さんがピンセットでていねいに取り除いていきます。その工程は2回行われます。また、ベルトコンベアーの色は異物などが判別しやすいように青色に工夫されていました。出荷までは、マイナス50℃の冷凍室に保管されて品質管理に努力されています。今回の見学で、ますます安心・納得できました。小さなお子様にもおすすめです。(望)





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パルシステム商品 この“イッぴん”

パルシステムの直火炒めチャーハン

パルシステムの直火炒めチャーハンはパルシステム静岡の冷凍食品部門でも人気NO1商品です。

米、チャーシューの豚肉、人参、ねぎはいずれも国産。なかでも米は、産直産地のJA北いぶきで収穫した『北海道きらら397』を使用しています。

チャーシューは揚げたあとに煮込み、調味料に一昼夜漬け込んでうまみをしっかり閉じ込めました。また、ねぎ、にんにく、しょうが(いずれも国産)を使った特製の香味油を使用して香ばしく仕上げています。化学調味料は不使用。凍ったまま袋に穴を開け、電子レンジで加熱するだけと手軽。フライパンで炒めれば、よりパラリと仕上がり、米一粒一粒の食感がいっそうはっきり感じられます。



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パルシステム静岡 ”職員日記”

今回の職員紹介

組合員のみなさん始めましてパルシステム静岡事業部の橋本です。最近は試食会各種イベント、産地へ行こうツアー、交流会などで組合員さんとお会い出来る機会も増え、いつも楽しみにさせて頂いています。組合員さんの生の声や交流を通してその都度、我々職員も日々成長させて頂き、「来て良かった」「またこんな機会があったら是非参加したい」という言葉にどれだけ励まされ喜びを感じている事か・・!?まだ参加された事の無い組合員さんは是非参加してみてください。楽しい催し物がいっぱいですよ!

我が家のイチ押し商品はパルシステム商品この’’イッぴん’’でもご紹介した直火炒めチャーハンです。息子なんかは普段の倍以上「おかわり」「おかわり」と食べまくり、娘も「このチャーハン美味しいよね」と大のお気に入り。今度は「チャーハンパーティー」開催予定の我が家です。それともう1品紹介したいのが、までっこ鶏チキンナゲットです。抗生物質を添加しない飼育で育てた、若鶏のムネ肉を使用。電子レンジで温めるだけでOKの手軽さはお弁当やおやつに最適!私のお酒のおつまみにも役立っています。

私の商品紹介を読んで食べたくなった人は早速、注文用紙に記入してみてくださいね。インターネット注文の方も簡単です。マウスを持ってカーソルを合わせて数量を「ポチ」それだけでOK!笑

百聞は一見にしかず!是非食べてみて下さいね。




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4月から立ち上げた組合員サポート

♪私達が訪問しています♪

活動内容!

・ 組合員さん宅を訪問し日頃の「困った事」「解からない事」への回答
・ 通常試食会(各地域会場)ミニ試食会(組合員さん宅)各種イベント活動参加
・ 商品の紹介や組合員さんのイチ押し商品、今後の要望商品の聞き取り業務

組合員サポートスタッフから一言!

・今後、たくさんの組合員さんに出会える事にワクワクしています!よろしくお願い致しま〜す♪(井)
・組合員さんの「こうして欲しい!」と言う思いがパルシステムを支えます!ご意見を是非♪(山)

組合員サポートからのご案内!

試食パーティーを開いてみませんか?
お友達・ご近所さんと一緒にミニ試食会を開催してみませんか? 試食品は当組合でご用意いたします。
どうぞお気軽にご相談下さい。


≪ 新役員紹介 ≫

監事 勝又 理津
周りの方々に色々と教えていただきながら役目を果たしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

監事 山本 郁子
パルシステムが利用できる地域でよかったと感じています。家族の笑顔とおいしいの一言に元気をもらいます。

理事 野田 芳子
長崎に居た頃はGコープを利用していました。静岡に来てパルに出会いみなさまに喜んで頂けるよう頑張ります。


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【おすすめ!料理レシピ】 おろし厚揚げ
今回は、組合員のT・Hさんからご紹介いただきました。
暑い夏にぴったりの、さっぱりレシピです。
<材料>
生あげ(厚揚)・・・1パック、和風だしの素かつお風味・・・1本(6g)、しょう油・・・適宜、塩・・・適宜、大根おろし・・・たっぷり

<作り方>
(1)生あげは三角に切る。大根はおろしておく。
(2)ナベに水400ccと、だしの素を入れ、しょう油と塩で味を整え煮立てる。
(3)生あげをいれ、ひと煮たちしたら、大根おろしをいれ火をとめる。

※冷蔵庫で冷やしてもおいしい!(内)



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「配送同乗日記」
5月の木曜日、期待と不安を胸に富士センターに行くと、夜中にセットセンターよりセットされた荷物を何台ものパル車に各コース担当のお兄さん達が狭い車内を工夫され積み込みをしていました。班別のミーティングでは、昨日までの達成の事、今日の目標の確認等、それはとても活気にあふれていました。その後、所長さんが「今日も無事故でお願いします」と笑顔で1台1台を見送る中私もはりきってパル号に同乗させてもらいました。仕事の邪魔にならないように少しはお手伝いをしながら・・・!?

とても楽しく過ごす中「ノルマがあって大変ですか?」と聞くと、「ノルマでは無くて目標です。目標が無いと仕事にやりがいがありませんから」との返事。その日は沼津方面60数件の配達、手際よく荷物を何個か積み上げては、トラックから玄関先まで走ります。とにかく走るのが早い!私も頑張って、小さな荷物を持って走りましたが、息は上がり路地で危うく配送担当のお兄さんを見失うところでした。少しでも早く配達してあげたいという気持ちからなんです。

そんな配送のお兄さんを見て「とても誠意があり、感じもよく、毎週楽しみにしています。」と何人かの組合員さんがおっしゃるのも納得!荷物が重くても笑顔、時にはクレームがあっても笑顔、まさにパルシステムの顔ですね。

6月からパルシステム静岡のCMが流れていますが、生産者の方と組合員さんとの架け橋という事が大変よくわかりました。配送担当のお兄さん、「毎週本当にありがとうございます、もっともっと注文したいです!」しかし荷物が多いと配達が大変になり、とても複雑な気分です。私たちは日々、配送担当のお兄さんの力がなければ、産直の商品を食する事が出来ないのですから・・・今回の配送同乗を体験して本当によかったと思っています。配送担当の皆様これからも頑張ってくださいね。感謝していま〜す!(芹)

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◆◇◆編集後記◆◇◆

2010年夏号購読いただきいかがでしたか?パルシステムでは6月1回より「産直いきいき宣言」と題して産直青果をより早く、より良い状態で組合員の皆様にお届けできるようになりました。産地と食卓をもっと近づけたいとの思いからさまざまな交流や活動をこれからもパルシステムは取り組んで行きたいと思います。私も産地に行く度に思う事があります。生産者さんが土づくりから手間隙かけて育てた青果は生産者さんに取ってわが子を育てるみたいなものです。大切に育てた産直青果をこれからもお届けします。(橋)


*ご意見ご感想は、お手紙やメッセージを配送スタッフにお預けいただくか、こちらまでお願いします。
パルシステム静岡  富士センター
TEL : 0120-581-227/メールアドレス : pal-shizuoka@pal.or.jp