自然に還る、よみがえる、自分を変える、未来を変える・・・
パルシステム静岡 機関紙
<No.16 2012年春号>

馬にふれて、人に還る。
エヘガザル富士山牧場(富士宮市)

ホースセラピーって、知っていますか?

富士山五合目に向かう登山道の途中に、訓練されたセラピーホース達が暮らす穏やかな空間、エヘガザル富士山牧場があります。引きこもりがちで親もどう接していいかわからなかった子どもが、馬に乗ってからは明るく優しい子どもに戻った。幼稚園や学校生活の中で、周りと上手くやれなかった子どもが、馬に乗ってからは少しずつ周囲と協調できる子どもになった。重度の認知症でいろいろなことをすぐ忘れてしまう高齢者が、馬を眺め、触れるうちに乗りたくなり、乗ってみたら表情が明るくなり、その後も馬に乗ったことを楽しかったと言い続けている・・・。
人と馬とのふれあいが生む数々の素敵な奇跡を間近で見続け、「正直、馬の力には本当に驚いています」と優しいまなざしで語る、エヘガザル富士山牧場の代表、松村雅子さんにお話を伺いました。

環境の変化。子どもの変化。子ども達の心と身体を癒したい・・・

松村さんは保育園の先生をしながら、絵本の読み聞かせの活動を盛んにおこなっていました。退職後も、図書館のおはなし会での読み聞かせや、小・中学校の授業時間に昔話の語りと本の紹介、中学の心の教室相談員などにかかわり、子ども達を長年見守るなかで、約10年前、子ども達の変化に危惧を覚えました。
キレやすい子、人と協力することが出来ない、優しくなれない、など。子どもを取り巻く空間的・時間的な環境が大きく変化したためだろうか・・・。
子どもたちが心ゆくまで遊べる空間はどんどん減少し、その上社会の危険度が増したこともあり自由に遊べる場所は少なくなる一方。また、一緒に遊ぶ時間は、塾や習い事の制約もあり同じメンバーで暗くなるまで遊ぶことは許されず、子どもたちの遊びは一人で長時間遊べる電子ゲームが主流になっています。
「これは、なんとかしなくては」そう思い、多くの種類の動物とのふれあいのあと、人気のあったポニーとのふれあいを何度か行いました。その後、ポニーと出会った子どもたちの劇的な変化を見て「馬には、何か特別な力がある」と確信しました。
平成18年、文部科学省の「子どもの居場所づくり事業」から活動費が下りたのをきっかけに、ホースセラピーのための牧場を常設する決意を固めました。以来、大阪でホースセラピーを学びホースセラピストの資格を取ったり、阿蘇でセラピーホースの調教を学んだり、仲間と共に夢中になって牧場の運営を行ってきました。一般市民が馬を育てる事は、立地面でも資金面でも高いハードルがいくつもありましたが、「そのたびに活動を理解してくれる地域の人たちに助けられてここまで来ました。」
昨年7月には、この牧場ではじめての馬の赤ちゃんが誕生しました。仔馬が生れたことがわかると、登校前に30人をこえる人がお祝いに駆けつけてくれました。

人に還る。原点に還る。 そして、始まる。

「エヘガザル」とはモンゴル語で「始まりの場所」という意味。
自然の中でのびのびと自由に馬とふれあうことで本来の人間性を取り戻し、この場所から新しい一歩を踏み出せた子どもや家族は数え切れません。また、ホースセラピーの素晴らしさを広げたいと、同じような試みがここから富士山麓に広がっています。
「これからは、もっと障害を持つ子どもの乗馬にも力を入れたいですし、子育てに悩む親を支援する取組みも始めたい」と松村さん。心地よいあったかさとさわやかな風が、これからも富士山麓を包みそうです。

(社)エヘガザル 富士山牧場  代表 松村雅子
富士宮市山宮3645-100
TEL:090-4409-0401
FAX:0544-58-4580
HP:http://ehegazaru.com/

この牧場で生まれた仔馬。もう少し大きくなったら、セラピーホースの調教が始まる。

糞の掃除や毛づくろいなど、馬のお世話も子ども達は大好き。

馬ってあったかいね〜。きもちいいね〜。



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パルシステム静岡 活動日記(1月〜3月編)

<清水町:みそ作り教室>

1月14日(土) 清水町地域交流センターにて開催
独自商品でお馴染みの『有・機・食・人』の生産者である芦澤氏夫婦を講師に招き、4家族が参加をし、子供達と一緒に初めての味噌作り体験を行いました。大豆を「ヨイッショ!ヨイッショ!」と潰したりし、容器に入れたりしました。6ヵ月後に味噌が出来上がるのが楽しみ!!昼食には豚汁とパルシステムのお米を食べ、全員で交流も出来ました。日本人にはお米と味噌がピッタリですね。(佐)





<静岡市:第2回アトピー・アレルギー学習会>

2月14日(火)静岡アイセル21にて「アトピー・アレルギーのこと話してみよう、聴いてみよう」を開催いたしました。
前回に続き、NPO法人アトピッ子地球の子ネットワークの赤城智美さんに講師をお願いしました。
2人1組になり双方がインタビューをし合い、相手の方のお話を聞かせてもらいました。今回「ぷれーんぺいじ」の新商品を試食しながら和やかにインタビューも進みました。お子さんにより悩みや症状も違いますが、色々工夫したり、助け合ったりして、笑顔で明るいお母さん達でした。入園や入学、環境の変化などそれぞれの対応に悩みは尽きないと思いますが、これからもずっと繋がっていけたらいいなと思いました。(野)





<野菜くらぶ静岡 公開確認会 菊川市>

2月10日(金)菊川市の産地、野菜くらぶにてパルシステムで扱うレタスとトマトの公開確認会を行いました。事前に富士市にて監査人講習会を兼ねた事前 監査を行い、監査人と組合員が産地のビニールハウスや畑、出荷場を見学しました。
農薬を使わない代わりに害虫が入らない様、病気にならない様、工夫されたビニールハウス内では元気な蜂と共に、真っ赤なトマトが実っていました。また、田んぼの裏作利用のため、大きく盛られた畝にレタスが育っていました。土づくりをしっかりし、除草剤不使用・減農薬、有機野菜に取り組むことは、組合員のニーズだけでなく、生産者の健康、その土地にもいいことであり、未来につながる農業だと知り、感動と信頼を感じることができました。(細)





<三島市:ふれあいシンポジウム>

2/2(木)の午後1時より三島市ゆうゆうホールにて、認知症や介護についての理解を深めることを目的としたシンポジウムが、パルシステム静岡の主催で開催されました。
認知症に詳しい三島市の木野 紀・広小路クリニック理事長に基調講演をお願いし、三島市等の介護体験者らによるパネル討論を展開。三島市長からもご挨拶していただき、会場が一杯になるほどたくさんの方々にご参加いただきました。
高齢者の割合がこれからも増え、他人事ではすまない時代になりつつある中、認知症や介護に関する知識を増やせる場や、高齢者を地域で支える取組みを、これからも組合員の方々とともに作り上げていきたいと思います。(内)





<清水町:浜の母さん料理教室>

2月25日(土)駿東郡清水町の地域交流センターにて、北海道野付漁協婦人部の皆様をお迎えして、浜のかあさん料理教室を開催しました。 当日は、参加希望者が多数のため抽選で選ばれた組合員さんのご家族9組が参加されました。資源管理型漁業を目指し、植樹活動も行う同漁協。
その豊かな海で漁獲された「コアフード・野付のほたて」「イクラ醤油漬け」「野付の鮭」を材料に、浜のかあさんが腕をふるい、美味しい料理を堪能しました。メニューは「鮭のチャンチャ焼き」「ホタテの炊き込みご飯」「ホタテの串焼き」など。また「イクラ醤油漬け」「スモークサーモン」「ホタテ」は、そのまま頂きました。特にホタテは驚くほどの厚さで「大きくてビックリ」と好評でした。(望)





<富士市:第3回生産者・消費者交流会>

当日は、静岡独自産地を含む22産地38名の生産者と17名の組合員、13名の役職員、合計68名の参加となりました。
生産者の苦労(放射能問題や対策)や喜びなど、この物語のおおもとにあるいのちのつながりをこの交流を通して感じて頂きパルシステム商品の良さを実感して頂く事が出来たと思っています。
参加された組合員さんからは、「直接生産者と話しができた」「生産者の顔が見れた」「紙面では伝えきれない声が聞けた」「苦労話しが聞けて良かった」とさまざまな良かった!の声をいただく事が出来ました。
いくつかの課題もありましたが、今後も生産者と組合員さんをつなぐ交流として、続けて行ければと思います。(橋)





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静岡の組合員が開発協力した商品がついに完成!
静岡での初の試みであります、商品開発チーム2011「組合員の声から生まれた商品」に10名の組合員が参加していただき、4月より活動がスタートしました。テーマは、おさかなナゲット。コンセプトはおさかな嫌いな子供が喜んで食べてくれ、幼稚園のお弁当にも入れられるナゲットの開発。チーム名は「お助けお魚隊」。

月に一度清水町地域交流センターの会議室、調理室にて意見交換。その間にはナゲットのイメージを市場調査、インターネットで地方にある魚を使ったナゲットに近い商品のリサーチし(大分県のぎょろっけ)取り寄せ試食。パルシステム水産課の方とメーカーの協力を得て、「味」・「食感」・「形」にこだわり、なんとか、あじのすり身+玉ねぎの材料で形が見えてきたのが10月頃。

しかし、メンバーは誰ひとり、妥協をせずとても熱心な意見交換をしていました。水産課の方も一つ一つの意見を大切にメーカーに持ち帰り、次回にまた新たな試食品を何種類か持ってきていただき、イメージするものと、実際の食した感じがとても難しく、試食すればするほどわからなくなってしまう事もありました。

何度も試行錯誤し、メンバー全員が納得した品物が12月に完成。
しかし商品選考会では残念ながら落選でした。それは選考委員の圧倒的な「甘い」との声が多かったからです。一度は落ち込んだメンバーも、また一から頑張ろうと団結。メーカーに「甘み」を控えた改善品を依頼、1月には選考会に再チャレンジで合格し、6月に商品化が決定しました。

あじのすり身におからの配合で、ナゲットのイメージ、色合い、食感など、とても改善されたおいしい商品になりました。
3月には、東京プリンスホテルガーデンアイランドでのメンバー10名全員がステージに立っての発表会。幼稚園のお弁当以外にも、アレンジレシピも紹介しました。

組合員の皆さん、静岡で開発しました、「おさかナゲット」をぜひご賞味ください。


6月4回カタログ初登場!!
商品名は「おさかナゲット 10個(200g入) 税込価格399円です。

2012年の商品開発は「がんもどき」です。(芹)




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職員通信
いつもご利用ありがとうございます。私、岩元一豊(いわもとかずとよ)と申します。専務補佐をさせていただいております。昨年の三月一日よりパルシステム静岡に着任しました。(パルシステム連合会より出向です)

生協に入って23年になります。最初はわかば生協(現在のパルシステム埼玉)で配達や組合員拡大をしておりました。1994年にパルシステム連合会に移籍し、人事部の仕事を長くやってきました。が、少しだけ「組合員の声」を扱う部署の責任者もさせていただきました。その時に商品のことやシステム全般について勉強させていただきました。

☆☆☆^^^
生まれは東京都新宿区です。結婚し娘が生まれてから空気のよい場所を求めて神奈川県平塚市に住み始めもうすぐ20年になるかと思います。
娘はすでに20歳大学生です。5歳違いに長男がおります。今年高校生になりました。

好きなことは早起きと読書です。4時半に起床、自宅をでてランニングで平塚駅まで行き東海道線の始発に乗り込みます。車輌に乗客がまったくいない日もありで車輌を貸しきり状態、海を一望できるすばらしい車窓を楽しみながらとてもリッチな気分に浸れます。熱海で乗り換えて6時45分に東田子の浦駅に到着してからまたまた走って富士センターに向かいます。25分ほどで到着、7:45分から食堂で味噌汁を作って納豆ごはんを食べるのが習慣となっています。
☆☆☆〜

何の取り得もないのですが、健康で明るく生きていくことを心がけています。総代会が近くなりました(6月13日水曜日10時〜・富士市交流プラザ)、皆様のところに電話やお手紙を差し上げることもあるかと思います。どうかよろしくお願いいたします。


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【私の一押し簡単レシピ】チキンライスのドリア
今号は、富士市在住の組合員Mさんから簡単レシピを頂きました!
「チキンライスのドリア」を紹介します。 

<材料>
産直米のチキンライス、ミックスベジタブル(又は冷蔵庫にある野菜)、ベーコン・ハム・ウインナー等、産直たまご、よつ葉シュレッドチーズ、塩・コショウ

<作り方>
  1. 1.耐熱皿にチキンライスを解凍する
  2. 2.解凍中にベーコン、ハム、ウインナー、野菜などを切る
  3. 3.解凍したチキンライスに並べる
  4. 4.中央にくぼみをつけ卵を割り、塩、コショウを全体に少々
  5. 5.チーズをのせオーブントースターで焦げ目がつくまで焼く

時短一品クッキングですが、食の細い5歳の娘が大好きで残さず食べます。
野菜は何でもOKです。ミックスベジタブル、カットベーコンを使用すればまな板、包丁を使わずに出来ちゃいます!


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◆◇◆編集後記◆◇◆

日差しも温かくなり過ごしやすい季節になりました。 春号は組合員さんと一緒に活動をした記事が多くなりましたが、いかがでしたでしょうか?商品のお届け以外に、パルシステムでは様々な活動や取り組みを行っています。
2012年度も楽しい企画や学習会をたくさん開催する予定でいます。是非ご家族で参加していただき、パルシステムの魅力、またパルシステムを通して新たな発見や喜びを感じていただければ幸いです。(遠)



*ご意見ご感想は、お手紙やメッセージを配送スタッフにお預けいただくか、こちらまでお願いします。
パルシステム静岡  富士センター
TEL : 0545-31-0011/メールアドレス : pal-shizuoka@pal.or.jp